更新日 : 2020年12月22日

老犬を飼っている飼い主必見!愛犬の排泄ケアについて解説

愛犬が元気なうちには考えていなかった老後に必要なケアで悩む飼い主が多いです。

老化すると犬の体力と力は低下し、度々病気になってしまい自分の力でトイレに行けなくなります。またトイレに行けないだけではなく、尿と便を自力で出すことが出来なくなるのです。尿と便といった排泄物と言われるものは、体の中に溜まり続けると病気になります。特に尿が貯まりすぎると膀胱炎になり、それが重症化すると尿毒症という病気に繋がるので命の危険があります。

しかし愛犬の命にかかわる自力での尿と便の排泄を自分でやる方法が分からない人が多いと思います。そこで圧迫して排尿と排便を促す方法について解説していきます。

1、飼い主が行える圧迫排尿と圧迫排便の方法を解説

圧迫排尿の方法

まずは性器の下にペット用シーツを敷きましょう(床が汚れないようにするためです)。

※ちなみにオスは前方へ、メスの場合は後方に敷きましょう。

準備が出来れば、愛犬を横に寝かせてあげましょう。そしてリラックスさせて、愛犬の膀胱に手を当てて包み込んでください。そして包んだ手で膀胱を圧迫して排尿を介助しましょう。これで圧迫排尿は終了です。

圧迫排便の方法

排尿の時と同様に、愛犬の肛門の下にペット用シーツを敷いてください。

次にペット用シーツの上に愛犬を寝かしてあげましょう。

愛犬のお腹を顔側からお尻側に向けて飼い主の手で軽く押しながらマッサージします。そうすることで腸の中に溜まっている便が肛門へ移動します。移動したかどうかの目安は、肛門がぷくーっと膨らむのが確認できることです。

肛門が膨らんだら、次に尻尾を持ち上げてください。そのまま飼い主の親指と人差し指で肛門の膨らみをつまんで外に押し出しましょう。そうすることで便がゆっくり出てきます。出てくれば圧迫排便も終了です。

2、圧迫排尿をする時に性別による違いがある

圧迫排尿による尿の出方が違う

オスだから、メスだからといって圧迫排尿の方法は変わりません。

しかし圧迫した時に、メスであればすぐに排尿できます。しかしオスの場合は時間がかかりすぎたり、膀胱を押しても尿が出にくいことがあります。

その理由は。メスの尿道は短くまっすぐな形をしているからです。また反対にオスの場合は尿道が長い上に捻じれています。そのためどこかで尿が止まってしまい出にくくなるというわけです。

尿が出にくいオスの圧迫排尿のコツとは?

オスの圧迫排尿をする時には、膀胱を押す際おへその方へ持ち上げながら圧迫しましょう。そうすることで捻じれている尿道が比較的真っすぐになるためスムーズに排尿することが出来ます。

3、圧迫排尿と排便を行う時の注意点を解説

膀胱内と尿道にある尿を出し切る

尿が膀胱に残っていると体の中に細菌が増殖してしまい病気になります。そのためケアとして圧迫排尿するときには、しっかりと尿を出し切るようにしましょう。

膀胱を強く圧迫しすぎない

膀胱が過度に膨らんでいる、もしくは圧迫しても中々排尿できない時に膀胱を強く圧迫しすぎると、圧迫した瞬間に膀胱が破裂するリスクがあります。もし膀胱が破裂すると腹膜炎になり死んでしまう可能性があるので注意が必要です。

圧迫排尿と排便は獣医師に方法を習ってから必ず行う

今やネット上に方法は載っています。しかしながら、ネットの情報が間違っていることがありますし、実際やってみると方法が間違っていることもあります。間違った方法を行うと膀胱が破裂したり、ケアをしているけれどもケアになっていないことがあります。そうならないようにするためにも必ずケアをする前に獣医師に方法を教えてもらうようにしましょう。

まとめ

老犬になると飼い主が必ずと言っていいほどやるのが今回紹介した圧迫排尿と排便です。これらはネット上の情報だけを見てやるとうまくできないことが多いので、愛犬が年老いてきた段階で動物病院に相談に行きましょう。