更新日 : 2021年01月03日

他の犬とトラブルにならないために知っておきたい犬の多動症について!

自分の愛犬は他の犬とトラブルになりやすい。他の犬をすぐ威嚇する、犬が集まる場所で興奮して加減せず噛みついて怪我をさせてしまうことも度々・・・。

そんな愛犬のしつけを頑張っているにも関わらず修正できないのは、その犬が多動症である可能性が高いからです。

そこで多動症とはどんな症状なのか?対策にはどんなものがあるのか解説していきます。

1、多動症は問題行動なのか?またどんな症状があるのか?

多動症は問題行動なのか?

多動症は問題行動の1つです。

人の発達障害領域でよく目にする「多動症」ですが、実は人だけでなく犬でも同様の症状を発症すると言われています。例えば1か所にとどまっておけない、もしくは極端に警戒行動を見せる犬などがそれに当てはまります。

多動症の症状について解説

ただ動き回るだけと思っている人が多いですが実はそうではありません。そこでどんな症状が起こるのか紹介します。

・休みなく動き回る

・甘噛みでなく力いっぱい噛みつく

・自分の周りに常に警戒心を持っている

・遠くに行ってもすぐ同じ場所に戻って来たりまた行ったりを繰り返す

・トイレが我慢できず尿意があれば、どこでもその場でやってしまう

・暴れて物を壊してしまう

・新しいことに慣れるまでに時間が長く必要

・衝動的な行動を見せる

より具体的な例としては、愛犬をケージに入れた途端に興奮し始めて飛び跳ねてケージから出ようとする。他にも、他の犬に警戒心が強く怖がっているため社会性を身に付けさせるために散歩で他の犬に会うようにしているにも関わらず状況が変わらない。

さらには一度興奮すると落ち着きを取り戻すことが難しく、抱っこなど体を触られる行為自体を拒否し始めます。

2、多動症の原因と飼い主に知ってほしい対策を紹介

多動症の原因について解説

・原因は1つとは言えない

多動症を引き起こす原因は、先天的な場合(遺伝など)や後天的な場合(精神病の発症)など様々です。また成長の段階で獲得するべき社会性がその時期に獲得できずそのまま成犬になってしまい結果として多動症になってしまうこともあります。

・原因が分かりにくいがゆえに発見が遅れやすい実情もある

人と違い犬の場合「うちの愛犬はいつも興奮しているな」くらいで飼い主さんが多動症を疑うことは少ないです。なので獣医師にかかったタイミングで多動症だったことが分かることが多いです。

そして多動症と思っていたら、実は注意欠陥疾患(俗にいうADHD)という精神病の可能性があるので先程挙げた症状が当てはまっている場合には受診をオススメします。

対処法を紹介

専門医に相談するのが第一になります。その上で自宅にいながらできる対処法について紹介していきます。

・愛犬と運動や遊ぶ時間を意図的に作る

多動症の犬は活動性が高い特徴があります。そのため活動を抑制されるとストレスが溜まってしまうので、あえて一緒に運動野遊ぶ時間を作ってあげましょう。

・落ち着いている時にご褒美をあげるようにする

本来、ご褒美はしつけを成功したタイミングであげるものです。しかし多動症の犬の場合は、そのタイミングではなく落ち着いている時にご褒美をあげましょう。また落ち着くよう指示して従ってくれた時にのみあげるのがオススメです。

・愛犬からの要求に全て応じない

愛犬は興奮しやすいのでどうしても遊んでほしくて、かまってアピールをしてきます。しかしそれに応じず大人しくなるまで無視しましょう。声をかけてしまってはリアクションしたと愛犬が受け取ってもっと興奮することがあるためです。

・静かな環境でしつけを行う

ご褒美のしつけを試そうにも、興奮しやすくて手が付けられない時は環境を変えましょう。もしかすると環境(音や匂い)に反応して興奮している可能性があるので、一旦静かな場所に移動しましょう。そこで興奮が収まるようであればそこでしつけを行いましょう。

まとめ

犬に多動症があることを知らなかったという飼い主さんは多いです。

そのため重症化するまで放置されてしまい、修正が難しくなります。

そうならないためにも何かおかしいと思った時には、ぜひ病院で相談してください。