更新日 : 2021年01月30日

犬にリンゴを与えるのは危険!犬のトラブルで多いリンゴの誤飲について

犬のトラブルの中でも多い事例が【誤飲】です。その誤飲の中でも室内犬や小型犬で多い物が「リンゴ」という事はご存じだったでしょうか…?

リンゴには栄養もあり、愛犬に与えたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか?しかし、リンゴは一歩間違えれば死に至ってしまう可能性のある危険な食べ物となってしまう事があります。

今回は、りんごの誤飲についてお話いたします。

リンゴの誤飲は詰まらせる可能性が高い!

普段リンゴを与えている方からすると「リンゴでなぜ喉につまらせる事になるの?」と思ってしまうかもしれませんが、今後リンゴを喉に詰まらせてしまう可能性がある事をきちんと把握して与える様にしなければいけません。

犬は食べ物を細かくして飲み込むことが無い

基本的に犬は、ある程度の見込める大きさであれば、そのまま噛まずに飲み込んでしまう動物です。

そのため、人間用で用意していたリンゴを取って、そのままあまり噛まずに飲み込んでしまい、喉に詰めてしまったという症例は少なくありません。

飲み込んだものは、食道を通り食道の動きによって推し進められ胃に到達しますが、大きなものを飲み込んでしまった場合、胃に到達するまでに詰まって進まなくなってしまいます。

りんごを与える場合はすりおろして与える

リンゴは飼い主さんが故意に与えている方もいらっしゃいますが、そういった場合でも、「ぶつ切りにしたリンゴをそのまま噛まずに飲み込んでしまった」と病院へ受診する方もいらっしゃいます。

「飼い主が目を離した隙に食べてしまった」のような誤飲でなく、飼い主さんが故意に与えている場合でもその大きさによっては詰まらせてしまう事もあるという事です。

「このくらいの大きさなら飲み込んでしまっても大丈夫だろう」と思っていても、詰まらせてしまう事はあります。リンゴを与えるなとまでは言いませんが、与えるのであれば、すりおろして与えてください。

食道にモノが詰まった際の症状(食道閉鎖)

食道にモノが詰まった場合、次のような症状が現れます。

  • 元気がない
  • グゥグゥと聞きなれない音が喉から聞こえる
  • つばや水などを飲み込む際につっかえているようなしぐさを見せる
  • 咳込んでいる
  • 吐くしぐさをしているが何も吐かない
  • 白い泡を吐く
  • よだれを垂らして苦しそうにしている

食道閉鎖は放っておくと死に至る可能性があります。このような症状がみられる場合はすぐに病院へ連れていきましょう。

リンゴを詰まらせた際の処置方法

リンゴが食道に詰まってしまい、出てこない場合は、幸いリンゴは食べ物で、食道に入ると消化してくれるため、内視鏡などを使い胃に押し込む処置をとる事が多いです。

しかし、詰まり方や状況を見て獣医さんが開腹手術が必要と判断する事もあります。

処置の費用について

内視鏡などを使用し、胃に押し込む、または引き上げる場合は、血液検査や麻酔などを含めて50,000円~70,000円の費用が必要になります(地域や病院によって金額は異なります。)

開腹手術になると、すべて合わせて10万以上必要になる事もあります。

麻酔のリスクもあるため、このような事故に繋がらないように、犬に人間食を与える場合は、すりおろしたりできるだけ細かく刻んで与えるようにするか、人間食を与えないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?犬の誤飲トラブルは多く、その中の多くは飼い主さんが気を付けておけば防げる事ばかりです。

リンゴは毒性もなく、詰まりが取れて食道に炎症が見られない場合はすぐに通常の生活に戻る事ができますが、誤飲したモノによっては、数時間で死に至ってしまう事もあるほど、危険な行為です。

特に室内犬は誤飲トラブルが多いため、犬を放している部屋には極力モノを置かないようにするなど、誤飲対策を日ごろからしておきましょう!