愛犬の散歩は大事なものだからとりあえず散歩はしておこう。そんな気持ちで散歩をしていると知らず知らずの内に、散歩嫌いの愛犬が出来上がっていきます。
そこでどんな行動が散歩嫌いにさせてしまうのかについて解説していきます。
1、散歩を行うメリットについて

ストレス発散と肥満防止になる
犬にとって散歩は体と心の健康を整えてくれる大切な習慣です。
散歩をすることで好奇心を満たすことが出来るため、ストレスの軽減に繋がります。また運動により体重コントロールが良好となり肥満を防止できるのです。
どちらも病気の元になりやすいものなので散歩で出来る限り予防することは大切です。
社会性を育める
好奇心の対象は物や自然だけでなく、他の犬にも向きます。散歩に行くと他の犬や飼い主と交流する機会が出来るのでそこで社会性が育まれていきます。
逆に散歩に行かないと社会性が育まれない為、必要時出かけた際初めて見る人や犬を威嚇して怪我をさせてしまうトラブルになることも珍しくありません。
2、愛犬が散歩嫌いになるかもしれない飼い主のNG行動とは?

散歩中に匂いを嗅いでいる所を無理やり辞めさせる
散歩は犬にとって好奇心を満たしてくれる大切な習慣ということは先ほど紹介しました。犬の場合、発達した嗅覚で初めて見るものが危険ではないかを見分けています。つまり情報収集をして好奇心を満たしているわけですが、飼い主によってはその途中に無理やり辞めさせてしまう人がいます。そんなことをされると、好奇心を満たすことが出来ず「散歩=楽しくない」ということになりかねないのでやめましょう。
行きたい方向を飼い主が制限する
これもありがちですが、愛犬がリードを引っ張って「あそこに行きたい!」とアピールしているときに制限する飼い主さんが多いです。
これも愛犬の好奇心からくる行動である「探索行動」を邪魔していることになるので、愛犬にとっては散歩が楽しめていません。
散歩好きになってもらうためには、愛犬の好奇心が向いている方向に行ってみることです。ただ、時間の都合や危険な場所の場合はそこに行けないと思うので、出来る限り気持ちに応えるようにしましょう。
飼い主が他の犬との触れ合いを避けてしまっている
飼い主さんによっては他の犬はちょっと・・・と思い避けてしまっている人がいます。
ただ、愛犬は他の犬との触れ合いを求めていることがあるので、それをやってしまうとストレスを感じてしまうのです。またその行動によりせっかく社会性を育むことが出来ず、いざ他の犬と触れ合う場所にいきトラブルを起こす犬になってしまいかねません。
もちろん愛犬が他犬に対して臆病になり接触を避けている所を無理やり関わらせるのはいけません。ただ、相手の犬と自分の愛犬がお互いに受け入れあっているときには積極的な交流を持つようにして下さい。
散歩を予定時間よりも早くやめてしまう
愛犬にとって楽しい時間である散歩をする時間を削ること自体が犬にとってストレスになることは珍しいことではありません。また散歩の時間を短くすることで肥満になり健康を害する可能性が高くなります。
飼い主によっては散歩の時間を十分に確保できない人がいます。その場合には、家の中で出来る運動を積極的に行い足りない好奇心や運動量を満たす遊びを行ってあげましょう。
愛犬と散歩中に目を合わせない
散歩を楽しんでいる愛犬は飼い主と気持ちを共有したくてアイコンタクトを取ってきます。しかしその度に、目を合わせずに散歩していると「散歩=嫌なもの」に感じやすいのです。最近ではスマホをいじりながら散歩をしている飼い主さんが多いので、散歩をしてもストレスを感じている犬が多くいます。
そこで飼い主の皆さんは出来る限り、散歩中にはアイコンタクトと声掛けを行うことで楽しい散歩になるよう心がけましょう。
まとめ
散歩は行うことで愛犬にとってメリットがたくさんある習慣になります。
そして愛犬のほとんどは散歩が大好きです。だからこそ今回の記事を参考に散歩好きの愛犬になってもらうためにも、NGな行動をやめてGoodな行動を心がけましょう。