あなたの愛犬の排泄の失敗が突然出現する・・・なんてあります。
突然のことに戸惑うってしまう飼い主さんが多いですが、きちんと知っておけばすぐ対応でき大事に至ることはありません。
そんな突然排泄が失敗したときには何を疑えばいいのか?について解説していきます。
1、愛犬が突然排泄を失敗し始めた時に考えられる原因について

トイレの感覚が短くなっている
加齢変化による膀胱の畜尿機能(おしっこを貯める力)低下が原因になりやすいです。また愛犬が1回のおしっこの量が減ったり、回数が増えたりしたときにこの原因を疑ってください。他にもトイレをする場所に行っている途中におしっこが漏れてしまうこともあります。
気温が下がってしまい冷えている
冬の寒さによって体が冷えていると普段よりも尿意が早くなり、トイレの場所にたどり着く前に出てしまいます。
薬による副作用
薬には副作用があり、おしっこが出やすくなるように促してしまうものがあります。その代表的なものはステロイドです。なのでステロイドを飲んでいるときには、排泄を失敗してしまう可能性が高くなります。
ストレス
飼い主の仕事の時間の変化や生活パターンが変わると、愛犬と飼い主がコミュニケーションを取れる時間が減ってしまいます。すると構ってほしい愛犬が、普段排泄をしない場所にわざとしてしまうという行動を見せます。それが結果的に飼い主から見ると排泄の失敗と勘違いしがちです。他にも長時間留守番をさせていると同じ行動を見せることがあるので、排泄が続いているときには1度コミュニケーションにとれている時間を見つめなおしてみてください。
引っ越し等でトイレの環境が変化してどうすればいいかわからなくなっている
飼い主の引っ越しをした後に、飼い主としては前の住居と同じ位置にトイレを設置すると思います。しかし部屋の細部まで記憶している愛犬にとってそこは前と同じ場所ではないのです。そのためトイレの場所を混乱してしまい、結果として違う場所で排泄をして失敗するということがあります。
朝の散歩と夜の散歩の時間が空きすぎている
家の中ではなく散歩中などの外で排泄をする習慣を持っている犬の場合、朝と夜の散歩の時間が長くなりすぎたことで我慢できなくなって排泄に失敗します。
ちなみに子犬の場合は、排泄を我慢できる時間の目安が月齢+1時間と言われています。
マーキングのため
性が成熟期になったオス犬は、縄張り意識が強くなるためわざと排泄を普段しない場所にして縄張りアピールをしようとします。
何か病気を発症している
排泄は、腎臓~尿道までのどこかに病気を患っている可能性があります。
紹介したどれにも当たらない場合は、速やかに動物病院へ行き検査してもらうことをオススメします。
2、飼い主は排泄を失敗している愛犬をどうケアすればいいのか?

愛犬の排泄失敗は構ってほしいアピールの時もありますが、したくてしているわけではないことが多いです。そのため排泄を失敗したタイミングで怒られるとそれがきっかけで関係性が崩れて余計に失敗の頻度が増えることがあります。そうならないためにケアの方法を紹介します。
排泄がうまくできたらしっかり褒める
成功体験を多く積ませることで、排泄の成功によって飼い主が喜んでいることを理解させましょう。愛犬は飼い主の喜ぶことをするのが好きなので、排泄失敗の回数が減っていきます。
失敗しているときには何も言わず片づける
失敗=飼い主に怒られるという考えを払拭するために、あえて何も言わないのがポイントです。何かしらのリアクションがあると癖になることが多いため、習慣づけさせないためにあえて何も言わない事・・・これを意識してください。
散歩の回数を増やす
外でトイレをする習慣を持っている犬の場合に有効です。
時間が空かないように散歩時間を短くして頻度を増やしてあげてください。
またトイレの頻度を記録しておくと、どのタイミングで散歩に行けば排泄失敗を防げるか分かるのでオススメです。
まとめ
愛犬の健康管理として排泄失敗の原因と対処方法について紹介しました。
排泄の失敗は原因によっては、愛犬の羞恥心にも関わる部分なのでストレスを与えないケアを心がけてあげましょう。