更新日 : 2021年04月29日

犬の分離不安とは?症状や原因、対策方法まとめ

皆さんは犬の分離不安についてご存じでしょうか?

愛犬の問題行動、実は分離不安症になってしまっている可能性があります。

分離不安症が原因だった場合、改善をしていかないと悪化し、飼い主さんの負担になってしまう事もあります。

今回は犬の分離不安について、症状や原因・対策をご紹介いたします。

犬の分離不安とは?

犬は本来群れで生活する動物です。一人でお留守番をする機会が多いと、そばに誰もいない不安がきっかけになり、問題行動を起こしてしまう事があります。

分離不安は不安障害という障害です。飼い主さんは原因をみつけ、それにあった対策をしていくことで、改善していくことが可能なのです。

犬の分離不安の原因

分離不安になってしまう原因はいくつかあります。特にお留守番中に「怖い」と感じた経験がある場合や、過去に人や犬の多い場所で生活をしていた犬の場合は、分離不安になりやすいと言われています。

生活環境

  • 子犬の時に、長い時間留守番をさせてしまった経験がある
  • 過去に遺棄された経験や、保護施設で生活をしていて複数人の方から世話をされていたという経験がある

怖い体験

  • 飼い主さんが数日返ってこなく、寂しさと空腹などの恐怖感を味わったことがある
  • お留守番中に大きな音がした

生活環境が変わった

  • 引っ越しをした
  • 飼い主の生活状況が変わり一人になる事が増えた
  • ペットホテルに預けられた
  • 家族が増えた(出産などで)

病気や加齢

  • 加齢で目や耳が衰え、不安感が強くなった
  • 認知症
  • 疾患による痛みがある

犬の分離不安の症状について

犬の分離不安の症状の多くは、無駄吠え・粗相・モノを破壊するという行動です。これらは退屈しのぎに行われる行動でもある為、飼い主さんは見分けがつかない事もあります。

分離不安で問題行動を起こしているかを確認するために、「飼い主さんがいない時だけ行っているか」を観察することで確認できます。

分離不安症によっておこる問題行動は、飼い主さんがいなくなってから30分以内に行われる事が多いです。数時間以上経ってからの行動は分離不安ではない可能性もあります。

しかし、正確な判断は素人ではできない為、分離不安が疑わしいと感じた場合は、獣医さんに相談しましょう。

分離不安症の症状チェック

飼い主さんがいなくなってから30分以内に、以下の項目に当てはまる行動が多ければ多いほど分離不安の可能性が高いと思われます。一度病院を受診する事をおすすめします。

  • ずっと吠えている
  • 部屋の中を荒らしたり、モノを壊したりする
  • 同じ場所を同じ速度で歩き回る
  • 外に出たがっている
  • トイレ以外の場所で排泄する
  • 下痢・嘔吐がある
  • 自傷行為を行っている

また、飼い主さんの帰宅後にこのような行動をしていたら要注意です。

  • 過剰に興奮している
  • 失禁する
  • 常についてくる
  • 飼い主さんが見えない場所に行くとパニックになる

分離不安の対策方法

分離不安症と診断された場合、精神安定剤などを処方される他、行動療法を併用する事が基本的な治療方法となります。ただ、症状が軽い場合は自宅で改善する事も出来ます。

しつけによる対処方法は以下の通りです。

  1. 飼い主が見えない場所に隠れ、まずは短時間犬を一人にする練習を始める
  2. 戻ってきた時に、静かにできていたら褒める
  3. だんだん時間を伸ばしていく
  4. 1~3に慣れたら、様子を見ながらお留守番を慣らしていく

まずは、犬に「飼い主さんは絶対に戻ってくる、大丈夫」と安心させてあげる事がポイントです。

また、少しでも寂しさを紛らわせるためにもお気に入りのおもちゃや人形、飼い主さんのにおいがするものを置いてあげるのも良いでしょう。

お出かけの際の注意点

お出かけの際には以下のような点に注意しましょう。

  • お出かけの際には「行ってきます」など、声をかけずにサッと外出する
  • 帰宅後はさりげなく帰宅し、犬が興奮している状態では声をかけず、静かになってから声をかけるようにする

声をかける事で落ち着く犬の場合は、上記の注意点は例外です。

まとめ

いかがでしたか?

分離不安の改善には時間がかかりますが、根気強く向き合ってあげましょう。

また、放っておくと分離不安が重症化する事もあるので、もしかして?と思ったら、できるだけ早めに獣医さんへ相談しに行くことをおすすめします。