更新日 : 2021年06月01日

犬の咳は要注意!心臓病で多い「僧帽弁閉鎖不全症」の可能性

犬の心臓の病気の中で最も多いと言われているのが「僧帽弁閉鎖不全症」という病気です。あなたの愛犬で、「最近疲れるのが早くなった」「咳が出ている」「痩せてきた」という症状は出ていませんか?今回は、僧帽弁閉鎖不全症について症状や治療方法を紹介します!

僧帽弁閉鎖不全症の主な症状

僧帽弁閉鎖不全症は初期の場合、症状が無定期健診へ行っていない犬の場合、初期で気づく事は不可能に近いです。

進行していくと以下の症状が現れてきます。

  • 痰を吐き出すような咳(主に興奮時や夜から朝方にかけて)
  • 疲れやすくなってきた
  • 痩せてきた
  • 呼吸が粗い
  • 舌の色が紫色
  • 失神

疲れやすくなってきた、痩せてきたという症状が出たころにはさらに病気が進んでいる頃です。

さらに、呼吸が粗く舌の色が紫色になるチアノーゼがみられると、心不全の状態へ進行してる可能性が高く、心臓に溜まって行き場のなくなった血液は、肺に流れてしまい、水が溜まる肺水腫になっている可能性があります。

心不全は命に係わる危険も…

心不全が進行すると、突然倒れたり呼吸困難の症状が見られます。症状を繰り返す事で体力に限界を迎え亡くなってしまいます。僧帽弁閉鎖不全症にかかった後進行すると心不全を発症するため、僧帽弁閉鎖不全症の怖いところと言われています。

僧帽弁閉鎖不全症の原因は?予防策はあるの?

僧帽弁閉鎖不全症の原因は、

  • 遺伝的な問題
  • 高齢に伴い僧帽弁が変性する
  • 腱索靭帯破裂

予防方法

完全な予防策はありません。ですが日常生活で心臓に負担をかけてしまう事をしていると発症率は上がります。

  • 塩分の高い食事は控える
  • 肥満に気を付ける

上記を気を付ける事で心臓に負担をかけずに生活する事ができます。

そして、早期発見・早期治療で病気の進行を抑える事ができます。

早期発見・早期治療には定期的に健康診断へ行くことが大切です。特に初期は表に症状が出ず飼い主さんは気づくことが出来ません。健康診断の際に獣医さんに心音を聞いてもらう事で発見できます。

僧帽弁閉鎖不全症の治療方法

僧帽弁閉鎖不全症の治療方法は以下の2種類です。

  • 手術
  • 内科治療

手術による治療

手術による治療は、術後スムーズに過ごせるというメリットがありますが、手術の完成度や弁の状態によって、まれに再発してしまって再手術となる事がデメリットとなります。

小さい動物の小さい心臓の弁を手術するという、聞くだけでも難易度が高そうだと思う手術です。実地している病院も多くはないので手術を希望する場合大きな病院へ受診する必要があります。

内科治療

僧帽弁閉鎖不全症の多くは、内科治療で進行を遅らせるという方法がとられています。内科治療では、薬の投与だけではなく、食事管理や体調管理も含まれます。

私の愛犬も僧帽弁閉鎖不全症と診断され、内科治療で薬を毎日のんでいました。長生きしないと覚悟してはいたのですが、薬のおかげもあり13歳まで生きる事ができました。

完治はせず、治療を始めたら亡くなるまで毎日薬を与えなければいけないため、大変と感じる方も多くいらっしゃいます。しかし、高齢犬は手術のリスクが高いためそもそも手術ができなかったり、高額な手術代を払えない家庭などはこの方法を選択する他ないのが現状です。

僧帽弁閉鎖不全症になりやすい犬種

僧帽弁閉鎖不全症は特に

  • マルチーズ
  • ヨークシャテリア
  • シーズー
  • キャバリア
  • チワワ
  • ポメラニアン

に発症が多いと言われています。

上記の犬種を飼っている場合は、特に気を付けておきましょう!また、僧帽弁閉鎖不全症に発症しやすくなる年齢は、6歳ごろからグンっとあがりますので、高齢になるにつれて気を付けなければいけません。

まとめ

僧帽弁閉鎖不全症についていかがでしたか?

健康診断は僧帽弁閉鎖不全症だけでなく、他の病気も早期発見する事ができます。愛犬のためにも定期的に健康診断へ行くことを推奨します。